日経平均は一時、247円高の2万3962円まで上昇し節目の2万4000円に迫った。
円高の一服感や米株価指数先物の時間外取引での上伸を背景に、押し目買いが優勢となった。世界的な景気回復期待が根強く、日本株に強気の海外投資家が主力株に買いを入れた。
ファナックやファストリ、ソフトバンクといった株価指数への影響が大きな値がさ株に海外投資家からの買いが入った。この3銘柄で日経平均を128円押し上げた。
東証株価指数(TOPIX)は前日比10.35ポイント高の1894.25と続伸し91年6月以来、26年7カ月ぶりの高値を付けた。
JPX日経インデックス400も続伸し、105.82ポイント高の1万6783.57と算出開始以来の最高値を更新した。
東証1部の売買代金は、2兆4307億円、売買高は13億1817万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は972、値下がりは980、変わらずは111銘柄だった。
個別では、ソフトバンクグループが高く、ファナックは8日続伸し上場来高値を更新した。SMCや日電産、村田製、キーエンスが上昇した。トヨタとデンソーも高かった。
モリテック スチール、北の達人コーポレーション、ヨシムラ・フード・ホールディングスがいずれもストップ高に買われ、ツガミ、星光PMCなども値を飛ばした。
半面、コマツが冴えず、新日鉄住金とJFEは下落した。伊藤忠や住友商、丸紅など商社株は安かった。メディアドゥホールディングス、トランザクションが急落、アイスタイル、カチタスも大きく値を下げた。クリエイト・レストランツ・ホールディングス、NISSHAも安い。
東証2部株価指数は前日比22.02ポイント高の7590.11ポイントと3日続伸した。
値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は237となった。
東証2部指数は続伸。杉村倉とサイステップが上げ、東芝とヤマシナは下げた。
個別では、黒谷がストップ高。南海辰村建設は一時ストップ高と値を飛ばした。桧家ホールディングス、JESCOホールディングス、森組、福留ハムなど45銘柄は昨年来高値を更新。サイバーステップ、オーミケンシ、リミックスポイント、象印マホービン、トーソーが買われた。
一方、鉄人化計画が昨年来安値を更新。川口化学工業、ヤマシナ、アライドテレシスホールディングス、JMACSが売られた。