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【大引け概況】
7日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前日比195円19銭(0.71%)安の2万7116円11銭で終えた。
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前日の米株式市場では、NYダウが346ドル安と続落し3万ドルを割り込んだ。米長期金利の上昇が警戒感を呼んだ。米株安を受けた、この日の寄り付きの日経平均株価は335円安と2万7000円割れでスタートした。ただ、下値には値頃感からの買いも流入し、売り一巡後は下げ幅を縮小した。
今晩は米9月雇用統計の発表が予定されているほか、東京株式市場は明日から3連休となることもあり、後場にかけては様子見姿勢も強まった。今月11日から政府の観光支援策「全国旅行支援」が始まることもあり、空運やJR株など旅行関連株が買われた。
午後に入ると、9月の米雇用統計の発表を日本時間夜に控え市場参加者の様子見姿勢が強まり、日経平均は小動きにとどまった。
東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反落し、15.67ポイント(0.82%)安の1906.80。朝方には節目の1900を下回る場面があった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7195億円。売買高は11億1196万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1254と、全体の7割弱を占めた。値上がりは500、変わらずは82銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は海運業、保険業、機械、非鉄金属などが下落した。上昇は陸運業、空運業のみ。
個別銘柄では、東京エレクトロン やアドテストなど主力の半導体関連が下げた。ソニーグループ 、キーエンス、日本電産 が安く、日本郵船 や商船三井 など海運株が売られた。トヨタ自動車 や信越化学工業 、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、セブン&アイ・ホールディングスも軟調だった。リクルートホールディングス やダイキン工業 も値を下げた。
半面、レーザーテック やソフトバンクグループ(SBG)、ファーストリテイリングが高く、日本航空 やANAホールディングス、JR東日本 、JR東海 が買われた。メルカリ やマイクロ波化学 、M&A総合研究所といった中小型株も値を上げた。