2019年12月17日以来、昨年来高値を約1カ月ぶりに更新した。18年10月3日以来の高値水準。
前週末の米主要株価指数がそろって上昇したことも投資家心理にプラスに働き、東京市場は朝から幅広い業種が上昇した。ただ、国内には新たな買い材料はなく、日経平均株価の上値は重かった。ただ、売りが強まることもなく、日経平均の高値と安値の幅が50円に届かない、こう着感の強い一日だった。
いったん2万4100円台に乗せた。その後、利益確定売りに上値が重くなったが、徐々に引き締まり、後場後半には2万4108円11銭(前週末比66円85銭高)まで上昇した。一巡後は大引けにかけて一服商状となった。
この日は米国市場がキング牧師誕生記念日で休場のため「海外投資家がほとんどいない状況で、値幅が広がらなかった」という。こうした言葉を裏付けるように、東証1部の売買代金は1兆円台半ばと昨年の大納会以来の水準に落ち込み、日経平均が昨年来高値を付けたわりに「迫力を欠く相場」となった。
市場からは「後場はほとんど動きがないが、日経平均よりもTOPIX(東証株価指数)の方が堅調で値上がり銘柄数も多く、中味が良い。ただ、今晩の米株市場は休みで、あすも動きに乏しいだろう」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前週末比75.48ポイント高の1万5619.10だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、8.72ポイント高の1744.16で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆4179億円と、節目の2兆円を大きく下回り商いは低調だった。売買高は8億2112万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1478、値下がりは579、変わらずは103だった。