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 トランプ米大統領による非難の発言に北朝鮮外相が「彼は宣戦布告した」と応じたことで25日の米国市場はリスク回避の動きが優勢となり、26日の日本株も警戒した売りが出た。
外国為替市場で円相場が1ドル=111円台半ばで高止まり、電機株などに採算悪化を懸念した売りが膨らんだ。東エレクやファナックなど値がさ株が下落し、日経平均を押し下げた。
 
ただ、3月期決算企業の中間配当などが得られる最終売買日にあたるため、権利取りの買いや機関投資家の「配当再投資」に伴う先物買い需要を意識した買いは入った。日経平均の下げ幅が12円ほどに縮小する場面があった。
 
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比9.68ポイント安の1万4787.87だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、0.08ポイント安の1672.74で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆5341億円。売買高は17億8031万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は732、値上がりは1189、変わらずは107銘柄だった。
 
個別では、25日の米国市場で傘下の米携帯大手スプリントが急落したソフトバンクが下げた。村田製やソニー、日東電、東エレクが下落し、菱地所と住友不も下げた。ミネベアミツミ、平田機工、ファナックは反落。東京海上、オリックス、ニトリHDも安かった。
 
一方、自社株買いを前日に発表したNTTは上昇した。JR東海や国際石開帝石、住友商は年初来高値を更新した。JR西日本と大ガスも上昇した。
三菱UFJ、JAL、ファーストリテ、日本郵政は堅調。三井倉HD、国際帝石、トヨタが買われた。
 
東証2部株価指数は前日比8.91ポイント安の6583.28ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は212、値下がり銘柄数は241となった。
個別では、クレアホールディングス、価値開発、マルヨシセンターが年初来安値を更新。イムラ封筒、インタートレード、ダイトーケミックス、アバント、インスペックが売られた。
 
一方、京進が一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、サンコーテクノ、グッドコムアセット、東邦化学工業、寺岡製作所など18銘柄は年初来高値を更新。
アートスパークホールディングス、日本タングステン、JEUGIA、東邦金属、アイスタディが買われた。