日経平均株価は前日比750円56銭高の2万0077円62銭、東証株価指数(TOPIX)は70.16ポイント高の1501.63と、ともに大幅に続伸した。
日経平均の上げ幅は今年最大2016年11月10日以来の大きさとなった。
26日のNYダウ工業株30種平均が過去最大の上げ幅となるなど米株式相場が急反発し、投資家心理の悪化が一服。米中貿易摩擦の緩和期待や外国為替市場での円安・ドル高進行も追い風に幅広い銘柄が買われ、ほぼ全面高の展開となった。
ただ、投資家の恐怖心を表すとされる「VIX指数」は30台。依然として警戒レベルとされる20を大きく上回っている。今年の取引は大納会を残すのみだが、市場関係者は「最後まで息が抜けない」と、心配顔だった。
2日前には1010円安を経験。激しい乱高下に「上に行ったり、下に行ったりのエレベーター相場」と、市場関係者は疲れ気味だった。
JPX日経インデックス400は大幅続伸した。終値は前日比604.76ポイント高の1万3327.31だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆6918億円、売買高は15億7642万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は2110、値下がりは11、変わらずは6と、値上がり銘柄の割合が90%を超える全面高商状だった。