15日の日経平均株価は6日続落した。終値は前日比351円69銭安の2万2028円32銭だった。6日続落は2016年5月6日以来、1年半ぶりで今年最長の連続記録となった。下げ幅は3月22日の414円安以来の大きさだった。
朝方は、14日の米国株安や円高・ドル安を受け、利益確定売りが優勢となった。また、7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予測の中央値を下回り、相場の重荷になった。
日銀のETF(上場投資信託)買い期待を支えに下げ渋る場面もあったが、株価指数先物売りをきっかけに一段安となり、一時2万2004円79銭(前日比375円22銭安)まで下落した。
Globex(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調に推移したことも重しとなった。売り一巡後の戻りは限定的で、大引けにかけて安値圏で推移した。
JPX日経インデックス400は5日続落した。終値は前日比291.18ポイント安い1万5484.67だった。東証株価指数(TOPIX)も5日続落し、34.86ポイント安の1744.01で終えた。
東証1部の売買代金は概算で3兆7703億円と、3営業日ぶりに3兆円を超えた。売買高は21億5918万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1901と全体の93%を占めるほぼ全面安だった。値上がりは120、変わらずは14だった。
個別では、任天堂やオリックスが下げた。三井不や大和ハウスが安い。ソフトバンクGが下押し、ファーストリテがさえず、リクルートHD、日立やパナソニックも売られた。三菱UFJ、みずほFGの銀行株や、オリックス、野村が売られた。
半面、大塚HDや第一生命HD、大東建が上げた。昭電工や資生堂は買われた。アマダHDは続伸。第一生命が反発し、大塚HDは大幅高だった。
東証2部株価指数は前日比107.76ポイント安の6613.52ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は47、値下がり銘柄数は449となった。
個別では、フュートレック、サイオス、フライトホールディングス、昭和ホールディングス、ジオスターなど15銘柄が年初来安値を更新。本州化学工業、村上開明堂、長大、原田工業、技研興業は値下がり率上位に売られた。
一方、北陸電話工事、アグレ都市デザイン、イサム塗料、中西製作所、ぷらっとホームなど8銘柄が年初来高値を更新。ゼット、朝日インテック、ラオックス、マーチャント・バンカーズが買われた。