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【大引け概況】


13日の日経平均株価は反落し、終値は前日比251円51銭安の3万6581円76銭だった。

 
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前日の米株式市場でNYダウが続伸したことを受け、朝方の日経平均株価は小幅に上昇してスタートした。ただ、上値は重く、買い一巡後はマイナス圏に転じた。
特に、為替が1ドル=140円台後半に円高が進行したことが嫌気され、トヨタなど輸出関連株への売り圧力が強まった。後場に入り日経平均株価は400円近い下落となる場面があった。大引けにかけて下げ幅は縮小した。円高の進行が嫌気され自動車株などが売られる一方で半導体関連株などは堅調な値動きとなった。海外短期筋などから株価指数先物への断続的な売りも出た。明日からの3連休を前に一部からは持ち高調整の売りも出たようだ。
 
根強い日本株の先高観を背景にした押し目買いも、日経平均の下値を支えた。市場では「来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を通過すれば、安心感によって株高や為替の円安が進む可能性がある。3連休を前に先回り買いも入っていたようだ」との声が聞かれた。
 

 
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は21.36ポイント(0.82%)安の2571.14だった。JPXプライム150指数も反落し、9.97ポイント(0.86%)安の1151.78で終えた。
 
株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出に伴う現物株売買はさほど膨らまなかったとみられ、東証プライムの売買代金は概算で4兆2172億円、売買高は17億3770万株と、最近では平均的な水準だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1234。値上がりは358、横ばいは51だった。
 
日経平均先物・オプション9月限SQ(特別清算指数)値は3万6906円92銭で、きょうの高値(3万6887円40銭)よりも高く幻のSQ値となった。
 
個別銘柄では、円高進行が嫌気されて日本電気、キヤノン、村田製作所、ニデックなど輸出関連銘柄が売られた。トヨタ自動車やホンダ、マツダが安く、デンソーが軟調。ソフトバンクグループやファーストリテイリングが値を下げた。三井住友フィナンシャルグループやさくらインターネット、ソニーグループが下落し、伊藤忠商事やキヤノンが売られた。
コナミグループ、ネクソン、サイバーエージなどがさえないほか、このほか、アステラス製薬、味の素、塩野義製薬、コニカミノルタなどが下落した。
 
一方、米系証券が新規で買い推奨したことが材料視されて川崎重工業が買われたほか、三越伊勢丹HDも証券会社のポジティブなレポートを受けて買われた。また、ナスダック上昇を材料に東京エレクトロン、ディスコ、アドバンテストなど半導体株の一角がしっかり。このほか、荏原製作所、資生堂、クラレ、ディスコ、三菱重工業、IHIが値を上げた。日立製作所、キーエンス、第一三共、フジクラ、ダイキン工業が買われた。