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【大引け概況】
29日の日経平均株価は7日続伸した。前日比34円75銭高の2万2848円22銭で終えた。
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7日続伸するのは2017年10月2日〜24日(16日続伸)以来。
 
前日には節目の2万3000円を回復する場面があり、目先達成感が意識されたことなどから、本日は7円高と小動きでスタートした。
ただ、28日の米国市場でNYダウが小幅ながら3日続伸したことなどを支えに、前場の日経平均は強含みで推移した。出遅れ感のある景気敏感株などが買われた。
 
後場は、フシ目となる2万3000円を前に利益確定売りが先行した。株価指数先物にまとまった売り物が出たこともあり、中盤以降に向けて上げ幅を縮小した。その後、持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけて上値の重い動きとなった。
 
市場からは「後場は往って来いの状態だ。特段、方向性を決めるものが出た訳ではなく、機械的な需給によるものだろう。ただ、日経平均は2万3000円が頭になり、売りが出てもおかしくない」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比63.52ポイント高の1万5381.91だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、7.97ポイント高の1739.60で終えた。
 
業種別株価指数(33業種)では、海運業、非鉄金属、銀行業の上昇が目立った一方、建設業、小売業、情報・通信業が下落した。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9682億円と、節目の2兆円を再び割り込んだ。売買高は11億2679万株。
東証1部の値上がり銘柄数は1443、値下がりは584、変わらずは74銘柄だった。
 
 
個別では、任天堂が買い優勢、ソニーも上昇した。商船三井などの海運や三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが堅調、スルガ銀行も上値追い。スターティアホールディングス、ミライアルがストップ高に買われ、サムティも大幅高。モリテック スチール、ソースネクストも大きく上昇した。日本通信物色人気となった。
 
半面、ソフトバンクグループが軟調、ファーストリテイリング、ファナックといった値がさ株が下落。配当の権利落ち日にあたるイオンやローソンも安い
武田薬品工業も軟調、文化シヤッターが急落したほか、TOKYO BASEも安い。共立メンテナンス、クスリのアオキホールディングスなども下落。日本電子も下値を探る展開となった。
 
 
東証2部株価指数は前日比29.58ポイント高の7220.49ポイントと4日続伸した。出来高8264万株。値上がり銘柄数は269、値下がり銘柄数は164となった。
 
個別では、アウンコンサルティング、プレミアムウォーターホールディングス、東洋刃物、日本モーゲージサービス、安楽亭など6銘柄が年初来高値を更新。日本ピグメント、ファステップス、インタートレード、アートスパークホールディングス、西芝電機が買われた。
 
一方、日本ハウズイング、東京衡機、ジェコー、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。魚喜、アルメディオ、セイヒョー、カワサキ、アライドテレシスホールディングスが売られた。