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【大引け概況】
2日の日経平均株価は小幅ながら4営業日ぶりに反落した。終値は前日比35円25銭安の2万2472円78銭だった。
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朝方は、1ドル=109円台後半へのドル高・円安を受け、2万2568円19銭(前日比60円16銭高)と高く寄り付いたが、一巡後は下げに転じた。
4連休を前にした持ち高調整売りに押され、前場後半には一時2万2426円55銭(同81円48銭安)まで軟化した。
 
最近上昇していた内需株や業績が景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株に利益確定目的の売りが出た。
連休中(3〜6日)にはムニューシン米財務長官の訪中などの政治イベントや、4月の米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表がある。休暇中の海外株式相場の急変動を警戒し、持ち高調整を優先させる投資家が多かった。
 
米アップルが1日発表した2018年1〜3月期決算をきっかけに、ハイテク企業の業績の先行きに対する過度な不安は後退。関連の電子部品株にはヘッジファンドの買い戻しが優勢となり、相場を下支えした。
 
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比28.14ポイント安の1万5664.76だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、2.66ポイント安の1771.52で終えた。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、卸売業が下落し、その他製品、電気機器、食料品は上昇した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆4046億円。売買高は14億4603万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は782、値上がりは1218、変わらずは83銘柄だった。
 
 
個別では、ソフトバンクグループが軟調、武田薬品工業も冴えない。トヨタ自動車、ホンダなど自動車株も売り物に押された。米ゼロックスへの買収案が見直しを迫られるとの見方が浮上した富士フイルムが急落した。JXTGなど石油関連も売られた。武田や第一三共は安い。フォスター電機も大幅安となった。レノバ、イビデンなども安い。
 
 
半面、日東電やアルプス、村田製が上昇した。JTやヤマトHDも大幅高となった。
東海カーボンも上昇した。信越化学工業もしっかり。アウトソーシングが値を飛ばし、アイ・エス・ビー、第一工業製薬も高い。豊田合成、ダブル・スコープが買われ、トクヤマも上値を追った。
 
東証2部株価指数は前日比10.26ポイント高の7083.83ポイントと続伸した。
出来高8929万株。値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は169となった。
 
個別では、北海道コカ・コーラボトリング、古林紙工、東亜石油、ニッキ、リンコーコーポレーションなど8銘柄が年初来高値を更新。スガイ化学工業、野崎印刷紙業、ファステップス、日本和装ホールディングス、アイスタディが買われた。
 
一方、スリープログループ、日本食品化工、トリニティ工業、ニッチツが年初来安値を更新。アイケイ、ツインバード工業、ダイベア、ビート・ホールディングス・リミテッドが売られた。