6日の米株上昇を引き継ぐような形で日経平均株価は朝方こそ小幅高だったが、目新しい買い材料はなく、次第に値を消した。
新型コロナウイルスによる肺炎拡大に伴う回避ムードはひとまず和らいだため、売りにも勢いはなかったが、後場は前場の終値にも届かないなど軟調さは終日続いた。
前日までの3営業日で900円あまり上昇し、短期的な過熱感が意識され利益確定目的の売りが出た。一時100円を超す下げとなったものの、押し目買いが入り下げ渋った。
米有力アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントがSBG株を取得したとの報道を受けて同社株が大幅高となり、日経平均を約73円押し上げた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3996億円。売買高は12億6463万株だった。
JPX日経インデックス400は4日ぶりに反落。終値は前日比42.07ポイント安の1万5528.23だった。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反落し、4.84ポイント安の1732.14で終えた。
東証1部の値下がり銘柄数は1409と全体の65%を占めた。値上がりは678、変わらずは72銘柄だった。