朝方は売りが先行したものの、売り進む動きがみられなかったことからプラスに転じた。
為替が小幅に円安に進み、市場心理が改善した。
ただ、10連休を控え様子見気分も強く手掛かり材料難もあり積極的な売買は限られた。
午後の取引開始前には、日銀が金融政策決定会合の声明文を公表。政策金利指針について「少なくとも2020年春頃まで、現在の極めて低い長短金利の水準を維持する」と表現を変更した。海外投資家が株価指数先物を買い戻した。
市場で「緩和の長期化を示唆するもの」と受け止められ、低金利の恩恵を受ける不動産株などがにぎわい、日経平均もじりじりと上げ幅を広げた。
一方で「決算発表が本格化し、連休も控える中で、あえて商いをする必要はない」として静観する市場関係者も多かった。
25日のJPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比67.11ポイント高の1万4401.51だった。東証株価指数(TOPIX)は8.23ポイント高の1620.28と、いずれも反発した。
東証1部の売買代金は概算で2兆2781億円、売買高は12億2102万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1578、値下がりは489、変わらずは73だった。