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【大引け概況】
2日の日経平均株価は下落し、前日(9月30日終値を10月1日終値と認定)と比べ155円22銭安い2万3029円90銭で終えた。8月28日以来の安値水準。
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米国株高を受けて買い先行で始まった。日経平均株価は取引開始からすぐに上げ幅を180円に広げたが、売りも出て伸び悩んだ。午後になり、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと表明すると「コロナの感染拡大への警戒感が高まり、機械的な売りが出た」。先物主導で現物株にも売りが出て、日経平均は一時、約230円下落。取引時間中としては約3週間ぶりに2万3000円を割り込んだ。
 
市場からは「トランプ米大統領のコロナ感染でリスクオフの動きが強まった。状況がまだ読めないが、症状次第では政治空白を生むだけに警戒される」との声が聞かれた。

東証1部の出来高は14億8464万株、売買代金は2兆8642億円。
 

業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、鉱業、電気・ガス業の下落が目立った。上昇は銀行業、情報・通信業、不動産業など。
 
個別銘柄では、東北電、中部電、国際帝石が値を下げた。JPX、リクルートHDが軟調。NTTドコモは小安い。任天堂、ソニー、富士通がさえない。武田、第一三共も売られた。
 
半面、ソフトバンクG、NTT、ZHD、ファーストリテ、楽天が値を上げた。三菱UFJ、三井不は堅調。オリンパス、ルネサスが買われ、東エレク、ファナックも締まった。
 
東証2部株式指数は前日比59.19ポイント安の6157.67ポイント。1日基準値比で値上がり銘柄数は132、値下がり銘柄数は304となった。
 
個別ではカワセコンピュータサプライが一時ストップ安と急落した。
 
 一方、川金ホールディングス、鈴与シンワートがストップ高。赤阪鐵工所は一時ストップ高と値を飛ばした。日本ケアサプライ、アヲハタ、バイク王&カンパニー、SIG、東邦金属など10銘柄は年初来高値を更新。