米国株高を受けて買い先行で始まった。日経平均株価は取引開始からすぐに上げ幅を180円に広げたが、売りも出て伸び悩んだ。午後になり、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと表明すると「コロナの感染拡大への警戒感が高まり、機械的な売りが出た」。先物主導で現物株にも売りが出て、日経平均は一時、約230円下落。取引時間中としては約3週間ぶりに2万3000円を割り込んだ。
市場からは「トランプ米大統領のコロナ感染でリスクオフの動きが強まった。状況がまだ読めないが、症状次第では政治空白を生むだけに警戒される」との声が聞かれた。
東証1部の出来高は14億8464万株、売買代金は2兆8642億円。