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【大引け概況】

4日の日経平均株価は3日続伸し、前週末比95円38銭高の2万0883円77銭で終えた。
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前週末1日に発表された米経済統計が市場予想を上回る良好な結果となり、米景気は引き続き堅調との見方から幅広い銘柄に買いが入った。
午前10時過ぎには一時2万922円58銭(前週末比134円19銭高)まで上昇した。
外国為替市場での円安・ドル高の進行も輸出関連株への買い安心感を強めた。
その後、上げ幅を縮小する場面もあったが、円安歩調を支えに大引けにかけて底堅く推移した。
一方、1日に決算を発表したソニーが8%安と急落するなど、国内企業の業績に対する警戒感は根強く、買い一巡後は上値の重さが目立った。
春節(旧正月)の休暇を控えて中国・上海などアジアの主要市場の一部が休場となっており、日中の売買材料に乏しかったことも次第に相場の膠着感を強めた。
 
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比132.69ポイント高の1万4046.70だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、16.70ポイント高の1581.33で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2729億円、売買高は13億2895万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割近い1888、値下がりは203、変わらずは36銘柄だった。
 

業種別株価指数(全33業種)はその他製品、情報・通信業、医薬品、電気機器などが上昇し、海運業だけが下落した。
 
個別では、任天堂が高く、ユニー・ファミマ、キーエンスも値を飛ばした。アステラスやエーザイ、中外薬が買われた。NTTデータも高い。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが物色人気となり値上がり率トップに。トヨタ自動車が堅調、東京エレクトロンも買い優勢だった。大塚商会がストップ高、ショーワも一時値幅制限いっぱいに買われた。
アルゴグラフィックス、保土谷化学工業なども大きく上値を伸ばした。
 
半面、売買代金トップのソニーが急落、ファーストリテイリングやファナックも軟調。1日の18年4〜12月期決算発表を受けてホンダも売りに押され、4日の取引時間中に決算を発表したキッコーマンも安い。ZOZOも安い。ネクステージが値下がり率でトップに売り込まれ、イー・ガーディアン、OKI、エディオンなども大きく値を下げた。デサントも下落した。
 
東証2部指数は前週末比70.02ポイント高の6722.15ポイントと反発した。
出来高3749万株。値上がり銘柄数は306、値下がり銘柄数は118となった。
 
個別では、JIECが昨年来高値を更新。タクミナ、セブン工業、日本抵抗器製作所、富士通フロンテック、アクロディアが買われた。
 
一方、ロックペイント、互応化学工業、指月電機製作所が昨年来安値を更新。東邦金属、ピーエイ、MCJ、あじかん、ショーエイコーポレーションが売られた。