13日に付けた年初来高値(2万4023円)を上回り、2018年10月以来の高値水準を付けた。
前日のNYダウをはじめ主要株指数揃って最高値を更新したことを受けリスクを取る動きが優勢となった。寄り付きで前日比138円高の2万4091円と日中高値を付けた。朝高後は目先の利益を確定する目的の売りが出たものの、2万4000円を下回る場面では海外投資家による先物買いが入り、下値は限られた。
NY連邦準備銀行が16日発表した12月の製造業景況指数(季節調整済み)は前月比では小幅上昇にとどまったものの、今後6カ月の景況見通しは大幅に改善。これに先立ち発表された中国経済指標も堅調で、世界景気の減速懸念が後退したとの受け止めが広がり、前日の欧州株も軒並み上昇した。
その後は上値が重く上げ幅をいったん縮小した。しかし、下値抵抗力も発揮しその後はバランスを立て直し、後場の値幅は30円弱と引き続きこう着感の強い展開ではあった。これといった押し目もなく、先高期待を込めた相場展開だった。
米中両国が第1段階の合意に達したことを受けて、先行き不透明感が後退する中で、米国株高のほか、アジア市場の上昇等も安心感につながっていた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1718億円。売買高は12億8990万株だった。
JPX日経インデックス400は反発し年初来高値を更新した。終値は前日比94.14ポイント高の1万5614.91だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し年初来高値を更新。同10.33ポイント高の1747.20で終えた。
東証1部の値上がり銘柄数は1499。値下がりは546、変わらずは112銘柄だった。