前日の米株式相場の大幅な上昇を好感した買いが先行。午後は中国・上海などアジア株式相場が総じて小高く推移したことも支えに、株価指数先物の売り方による買い戻しが断続的に入り、12日以来約2週間ぶりに取引時間中として2万2000円を上回る場面があった。
為替がドル高・円安水準で推移していたこともあり、先物へのショートカバーを足場に現物株市場も強調展開となった。
もっとも、トランプ米大統領の発言を受けて通商問題を巡る米中の対立が再び激化するとの警戒感も広がり、大引けでは2万2000円台を維持できず、前日終値近辺まで伸び悩む場面があった。
市場からは「短期筋の売買が中心だ。日経平均の日足は下ヒゲだが、『マド』を空けて始まった後いったんそれを埋めており、あまり強さは感じない。下向きの25日線が横ばいになってから出動してもいいのではないか」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比93.48ポイント高の1万4538.75だった。
東証1部の出来高は13億2598万株、売買代金は2兆3149億円。騰落銘柄数は値上がり1509銘柄、値下がり526銘柄、変わらず80銘柄。