05_report27.jpg
【今日の言葉】重い東芝の不正経理

sample03.jpg


 『重い東芝の不正経理』

不正経理問題の東芝<6502>(東1・売買単位1000株)の2016年3月期最終赤字が5000億円規模に達すると報道されている。今日の取締役会のあとで正式に公表するという。21日前場の東芝株は29.5円安の253.0円と2012年9月の234円以来となる低い水準に沈み、さらに、リーマンショック後の安値である2009年の204円が目の端にチラツキ始めている。


 5000億円の赤字は、同社株主、同社々員などにとって非常に重い数字だが、「コーポレートガバナンスコード」が重要視されている中での不正はマーケットに傷を負わせたことにおいても非常に重いものがある。


 今年9月末でNISAの口座数は約572万口座に達し、そのうち初心者が約21%を占めているというから、仮に、初心者が東芝株をNISAに入れていたら大変なことである。このところ、名門企業に不祥事が相次いでいるが、今回の東芝をもって落着として欲しいものである。これ以上続くとベテラン投資家が中長期投資から離れてしまい、短期売買中心だけのマーケットになってしまう心配がある。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv