『国有系銘柄VS新興系銘柄』
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が上場して3日目を迎えた。さすがに2日目までの好人気が薄れ3銘柄とも反落している。これら3銘柄は上場までは言うまでもなく完全国有企業であった。そして、上場後も政府の保有がまだ多いことから国有色の濃い銘柄である。
親方日の丸的な国有色の濃い銘柄が人気となれば、民間企業、それも国有企業に比べればひ弱な新興系企業が比較感から人気の圏外に置かれてしまう。いつまでも、国有系銘柄が人気となることは好ましいことではないが、中期的には政府保有株が完全放出されれば、NTT、JR各社がそうであったように民間の市場の波に揉まれマーケットの評価を受けることになる。
政府の完全放出が終わるまでこれから3年ていどは、政府系銘柄の人気が薄れることはあっても、「冷える」ことはないだろう。ここから数年は、「国有系銘柄」と「新興系銘柄」が交互に物色される展開ではなかろうか。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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