『利上げとオバマノミクス』
日本時間の18日深夜にアメリカの『9月利上げ問題』に対し結論が出るが、NYダウは16日、17日で約360ドルの大幅高となっている。「どっちに出ようとはっきりすること自体が好材料」ということから見切り発車といえる。1年にわたって利上げ観測が繰り返されてきただけにいい加減にしてくれというマーケットの空気のようである。
答えはまもなく明らかになるが、可能性としては9月利上げの公算が8割ていどあるのではなかろうか。なぜなら、オバマ政権にとっては不況に苦しんだアメリカ景気を回復させ、とくに10%を超えていた失業率を5%にまで改善させたという政策成果がある。それを記録に残すためにもゼロ金利を終えることは大切なことである。
できれば来年の大統領交代までに2度目の利上げはやりたいのではなかろうか。この立場に立つとすれば、今のNYダウは、『オバマノミクス』の仕上げ段階ということにもなりそうだ。むろん、日本はこれから『アベノミクス』本番が待っている。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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