『猛暑のあとに何か起きる予感』
2012年暮れの政権交代以降、猪のようにまっしぐらの勢いだった安倍政権にこのところ思うように行かないケースが目につくようになっている。政権スタート当初は北朝鮮との人質問題はすぐにでも大きく前進が期待されたが、進むどころか後退の印象があるしTPPもまとまらない。
悪いことばかりを言うつもりではないが、新国立競技場建設は白紙に戻りオリンピックムードは冷め、沖縄辺野古埋め立ても1カ月工事中断となった。景気といえば、まもなく発表される4〜6月のGDPは3期ぶりマイナスが予想されている。企業業績は全体としては好調だがアベノミクス効果を先行して享受した銘柄には陰りもみられる。
とくに、庶民は消費税の負担、円安による物価高などで生活はけっこう厳しくなっている。結果、安全保障関連法案をめぐって国民の不満は高まり内閣支持率が低下という姿である。それでも、なんとか、株価が堅調なことは救いだが、支持率を横目で睨みながらの展開でこれまでのように強気一辺倒というわけにはいかなくなっている。暑い夏のあとには何かが起きそうな予感がしないでもない。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。
(C)ilogos / Eimei.tv