『東芝の悪質性が問われる』
東芝の不適切経理問題を調べていた第三者委員会が報告書を公表した。歴代経営トップの指示による組織的なもので1500億円の利益下方修正が必要と指摘している。今朝の東芝株価は悪材料表面化による、「材料出尽くし」というマーケット特有の判断で反発しているが、このまま株価が本格的に戻るとは思えない。
思い出せば、西武鉄道、オリンパスなどが不正経理で株価が下げ、西武鉄道は上場廃止に追い込まれた。オリンパスの場合は悪質性は薄いと判断されたようで上場廃止は免れたが、果たして東芝は「悪質性」が今後、証券取引等監視委員会や東証などでどう判断されるのか。株主側からも株主代表訴訟も予想されそうだ。
老舗名門企業には不正がはびこる何かがあるのだろうか。名門なら許されるという空気があるのだろうか。あるいは、数字ありきの余裕のない今の社会を映し出しているのだろうか。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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