『GDP下方修正は織込んだか』
マーケットは、日本の4〜6月GDPを材料視している。日銀が15日の金融政策決定会合で2015年度のGDP(実質)をこれまでのプラス2.0%からプラス1.7%へ下方修正した。
「当然、4〜6月のGDPを織込んでの下方修正だろうから4〜6月はそうとう悪い数字となる心配がある。GDPは、昨年10〜12月期、今年1〜3月期と2期連続でプラスだったが、もしも4〜6月期がマイナスとなれば景気の腰折れ感が強まりそうだ」(中堅証券アナリスト)。
国内要因より中国など海外景気の減速が影響しているようだ。4〜6月期GDPは8月中旬に発表予定。「仮に、悪い数字なら日銀の第3次量的緩和が予想される。3度の量的緩和が終わったあとのGDP減速なら株価は下げるだろうが、もう一度、打つ手が残っているから今回の発表で大きく下げることはないだろう」(同)という。ただ、安保関連法案につききりで、景気はカヤの外となったのでは内閣支持率低下もあるだけに心配ではある。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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