今週は、大型連休明けで営業日は2日のみだった。
7日は連休中の海外市場が方向感に乏しい動きとなったことや、イエレン米FRB議長の米株高けん制発言などが嫌気され、日経平均はスタートから1万9500円を割り込んだ。その後も週末の米雇用統計を前に買いは手控えられ、終始軟調な展開で200円超の大幅下落となった。
8日は、材料の出た任天堂やソフトバンクの上昇に加え、メガバンクの急伸が上昇をけん引した。日経平均は後場に1万9500円に迫る場面もあったが、米雇用統計の結果を見極めたいとの見方から上値では売りに押される展開となった。日経平均は週間で約152円の下落、週足ベースでは小幅ながら陽線を形成した。
さて来週は、
15年3月期決算と16年3月期業績見通しの発表が終盤を迎えることから、連日大量に発表されるその内容を吟味しながらの神経質な相場展開となりそうだ。日本時間今夜発表される4月の米雇用統計の影響は避けられないものの、年初来高値から約1000円近く下落しており、自律反発の動きに期待が高まるだろう。
8日は、メガバンクを筆頭に銀行株に強い動きが見られた、銀行株が引き続き騰勢を強めるようであれば、全体市場を強く下支えする展開が期待できる。
日経平均株価の想定レンジは、1万9100〜1万9600円と想定する。
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