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【今日の言葉】 株は悪でない認識を

『株は悪でない認識を』=日経平均が10日(金)、場中値で2万0006円と2万円の大台に乗せた。2000年4月以来、実に15年ぶりである。2000年当時はITバブルといわれる相場展開で今日のIT時代到来を先取る展開だったといえる。

今回はIT時代に対応した銘柄がグローバル化の中で躍進、円安等も加わって増配企業が増え、年間の配当金総額は2014年3月期で6.1兆円と最高を更新、15年3月期はさらに数兆円増加予想など投資価値向上が背景にある。

賃金増、配当増を通じて所得が企業から家計へ移転している姿である。社会では未だ株式投資は悪との見方も根強いが、ほとんど利息のつかない預貯金に見切りをつけ株式へシフトした人は配当金の魅力を享受できている。

「貯金から投資へ」の時代を迎えているが、日経平均の2万円乗を機に国民の間にリスクを抑えた堅実な投資について知識を広めることが大切ではないかと思われる。自由主義の国でありながら、未だ株式投資は悪であるという見方の多いことは残念なことである。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)


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