■10年で7割増え4月からスマホ解説システムも導入、将来はリラックススペースなどの構想も
日本取引所グループ<8697>(東1)によると、東京証券取引所を訪れる見学者数が昨年は年間6万人弱になり、2004年の同じく約3万4000人から10年で7割近く増加した。開業日を月20日とすると、昨年は一日に250人近くが訪れた計算。
アベノミクス相場が始まった2013年以前と以降で大きく増加したわけではないが、「団体見学についてはガイドさんの人員や案内設備の都合のため1団体60名が限度になり、予約変更などをお願いするケースが増えている」(広報・IR部)という。
個人で訪れる自由見学者数と団体見学者の割合は、ザックリ見て団体3、個人2の割合。この10年間で大きな変化はないとするが、それでも、個人見学者は「電話予約の必要がありません(中略)ご自由にお越しください」(東証ホームページより)という方式のため、時間帯などによっては、見学コースに設置してある電話器型の解説設備などが足りなくなることがままあるようだ。
このため、4月からはスマートフォンで解説を読んだり聞いたりできるシステムを導入する予定だ。見学者が各展示コーナーに近づくとその展示の解説が手持ちのスマートフォンに入力され、次のコーナーに移るとその展示の解説が入ってくるシステムになるようで、情報量も多くなるとしている。
全体的な受け入れ人数については、回廊の構造などの点で大きく増やすことはできないが、将来的には、資料館とは別にリラックススペースのような場所で歴史的な映像を映すシアタールームなどを設ける構想があるという。
なお、売店で販売している「東証グッズ」の一番人気は「JPX」や「東証アローズ」のボールペンだそうで、いま書き味のなめらかさで評判の「ビクーニャ」をベースにした製品だそうだ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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