02月4週
今週の相場感
米投資雑誌「バロンズ」のコラム。題名は「NYダウの暴落を予言する1929年のチャート」。
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最近のNYダウの値動きが1928年〜29年とほぼ一致しているというチャートが話題。
人気の原因は、投資家の自信のなさにあるのだろう。
あるベテランのストラテジスト氏は「大恐慌を招いた政策や構造といったすべての過ちは
もはや存在していない。
このチャートによって恐怖心が喚起されたことは驚きだ」。
昨年の30%近い上昇がそれよりも数倍大きかった上昇と重ねあわされている。
同一条件で比較すると1929年と現在に相関性はない。
逆にこういう比較はしばしば見られるとストラテジスト氏は指摘する。
「1980〜90年代に日経平均とNYダウを比較しようとしたことがあった。
実際には日本の株式市場の経験は1929年の大暴落後よりもひどかった。
NY大は1954年には1929年のピークに戻した。
日経平均はバブルが弾けて25年近く経った今もピーク時を60%以上も下回っている」。
少しバカにされている印象。
(3)アジア・新興国動向
タイ・ウクライナなど政情不安が気にかかる局面。25日の南アフリカ、27日のブラジルのGDP発表が気にかかる。
【展望】
スケジュールを見てみると・・・。
24日(月)モバイルワールドコングイレス(バルセロナ)、独IFO景況感
25日(火)企業向けサービス指数、CB消費者信頼感、ケースシラー住宅指数、2年国債入札
26日(水)米新築住宅販売、5年国債入札
27日(木)米耐久財受注、7年国債入札、ブラジルGDP
28日(金)消費者物価、有効求人倍率、鉱工業生産、家計調査、米中古住宅販売、シカゴ購買部景気指数、ミシガン大学消費者信頼感、インド・カナダGDP
企業決算はほぼ通過。
結局99.9%が発表した時点で通期売上高は11.0%増、経常利益は29.9%増。
純利益は65.1%増。
これが第3四半期の成績。
あと2ヶ月の頑張りで通期がどれだけ伸びるかが注目される。
GDPの伸びのもろさの露呈なのだろうか。
2013年10〜12月期実質GDPは前期比プラス0.3%、年率プラス1.0%で着地。
7〜9月の前期比プラス0.3%から加速できず。
民需堅調、公共投資伸び悩みという奇妙な構図。
そして外需の停滞。
円安って何なのだろうか。
2013年暦年の成長率は実質値で前年比プラス1.6%成長。
名目ではプラス1.0%。
新発10年物国債利回り20日に一時0.58%まで低下。
昨年11月以来3ヶ月ぶりの低さとなった(価格は上昇)。
株価低迷、日銀による貸出支援制度の拡充も金利押し下げ要因に働いたとの解釈。
裁定取引の買い残は6週連続の減少となり2兆6455億円。
信用の評価損率はマイナス11.93%で5週連続の悪化。
ただ空売り比率は30.0%と徐々に低下。
2月20日は源太氏の投資カレンダーの「ポイントの日」。
「2013年はすべて下落。
それも大幅安となる日が多く、今月4日の610円安もポイントの日でした」と市場関係者。
逆手に取ったポイントの日となって欲しいもの。
次のポイントの日は28日。
3月は4日、20日、28日。
4月は9日、18日、30日。
5月は12日、15日(満月)、29日。
6月は4日、10日、16日、20日、26日。
7月は2日、8日、22日、31日。
8月は6日、12日、18日、29日。
9月は9日(満月)、16日、25日。
10月は8日(皆既月食)、14日、20日。
11月は7日(満月)、19日、26日。
12月は11日、22日。
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