コラム
英明コラム 11月第4週 マーケットストラテジーメモ
「英明コラム 11月第4週 マーケットストラテジーメモ」


《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


coulumn_06.jpg
《マーケットストラテジーメモ》 11月 第4週

 
21日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりに反発。週間ではS&P500が0.7%安、NASDAQ総合は1.6%安、NYダウはほぼ変わらず。コンファレンス・ボード(CB)景気先行指数は前月比0.8%低下。8カ月連続での低下。市場予想は0.4%低下。9月は0.5%低下だった。
 
日経平均株価は45円高の27944円と小幅反発。もっとも商いは薄く東証プライムの売買代金は2兆4510億円。10月19日以来の低水準。TOPIXは小幅に3日続伸。りそな、帝人が上昇。SOMPO、東海カーボンが下落。日経平均は5日連続で終値ベースは前日比2ケタの動き
 
22日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。中国での新型コロナウイルスの感染拡大を背景に石油株やハイテク株の一角が軟調。中国で経済活動が鈍るとの観測から米原油先物相場が大きく下落。一時1バレル75ドル台と期近物として1月以来の安値を付けた。セールスフォース、アップル、インテルが下落。一方経営幹部の交代を発表したウォルト・ディズニーが買われ6%高。
 
日経平均株価は170円高の28115円と続伸。東証プライムの売買代金は2兆9231億円。三菱自、丸紅が上昇。コナミ。エムスリーが下落。
 
24日(木):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。S&P500は9月12日以来の高値水準を回復した。水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。FOMC議事要旨を通過。物価上昇圧力は弱まりつつあり、より小幅な利上げでのインフレ抑制が可能だとの見方が拡大。感謝祭の休場を控え薄商い。
 
日経平均株価は267円高の28438円と3日続伸。上昇幅は一時400円に迫り28500円台に乗せた場面もあった。TOPIXは6月19日以来の2000ポイント台乗せ。東証プライムの売買代金は3兆3349億円。東エレ、レーザーテックが上昇。ファーストリテ、NTTが下落。
 
25日(金):
木曜のNY市場は感謝祭の祝日で休場。日経平均株価は100円安の28283円と4日ぶりに反落。前日までの3日続伸で9月中旬以来の高値圏にあったことから売り物優勢の展開。積極的に持ち高を動かす参加者は限定的。銀行や保険株の一部は堅調展開だった。TOPIXは6日ぶりに反落。
東証プライムの売買代金は2兆3753億円。サイバー、りそなが上昇。電通グループ、キーエンスが下落。3日連続で新高値銘柄は3ケタ、新安値銘柄はゼロ。日経平均の25日線が微かに75日線を上抜きゴールデンクロス。上から5日―25日−75日−200日線と綺麗な順番に並んだ。
 
(2) 欧米動向
 
米S&P総合500種指数採用企業の第3四半期利益は前年同期比4.2%増の見通し。
エネルギーセクターを除くと同3.6%の減少が見込まれている。
第3四半期の売上高は前年同期比11.6%増加する見通し。
エネルギーセクターを除くと8.3%の増収となる見込み。
これまでに第3四半期決算を発表した475社のうち、利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は70.3%。
長期平均は66.2%、過去4四半期の平均は78.1%。
第3四半期決算を発表した企業のうち、売上高がアナリスト予想を上回った企業の割合は69.9%。長期平均は61.9%、過去4四半期の平均は74.1%。
第4四半期の1株利益について、悪化もしくは市場見通しを下回ると予測している企業は45社。改善もしくは市場見通しを上回る予測を出した企業は26社。
S&P500企業の今後4四半期(22年第4─23年第3四半期)の予想PERは17.6倍。
 
(3)新興国動向
 
中国国内の新型コロナウイルス新規市中感染者が24日に3万2695人確認され最多記録を更新。
各都市でコロナ対策の規制が強化されている。
 
【展望】
 
スケジュールを見てみると・・・。
 
【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
     気学では「今月は突っ込み買いで小幅に稼ぐとき」。
 
 
28日(月)米サイバーマンデー、 株高の日L
29日(火)失業率、商業動態統計、CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FIFA住宅価格、株高の日L
30日(水)鉱工業生産、米ADP雇用レポート、GDP改定値、中国製造業非製造業PMI、MSCIパッシブ売買インパクト
 
【12月】7勝3敗、(勝率70%、3位)
    気学では「好材料なく下げに注意。目先に走らず見送りが良い」。
 
12月1日(木)配当受け取りピーク(週間で3.2兆円)、米ISM製造業景況感、建設支出、個人所得、
        中国財新製造業PMI、個人所得、上げの特異日
12月2日(金)マネタリーベース、米雇用統計
12月5日(月)米ISM非製造業景況感、製造業受注
12月6日(火)家計調査、米中間選挙ジョージア州決戦投票、米貿易収支、変化日
12月7日(水)景気動向指数、米消費者信用残高、中国貿易収支
12月8日(木)景気ウォッチャー調査、GDP確定値、都市オフィス空室率、
12月9日(金)マネーストック、メジャーSQ、米生産者物価、ミシガン大学消費者信頼感、中国生産者・消費者物価
12月12日(月)変化日
12月13日(火)FOMC(→14日)、米消費者物価指数
12月14日(水)米FOMC政策金利、FRB議長会見、株安の日L
12月15日(木)米小売り売上高、NY連銀製造業景況感、フィラデルフィア連銀製造業景況感、鉱工業生産、ECB理事会、ECB総裁会見、株安の日L
12月16日(金)米クワドラブルウィッチィング、MSCI日本株指数パッシブ売買インパクト
12月19日(月)日銀金融政策決定会合(→20日)、
12月20日(火)米住宅着工
12月22日(木)上げの特異日
12月23日(金)米耐久財受注、個人所得、新築住宅販売、ミシガン大学消費者信頼感、変化日
12月26日(月)クリスマスでNY休場、上げの特異日
12月27日(火)米消費者信用残高、 株高の日L
12月28日(水)変化日
12月29日(木)米シカゴ購買部協会景気指数、水星逆行(→1月18日)
12月30日(金)大納会
 


(兜町カタリスト 櫻井英明)

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv