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英明コラム 1月第1週 マーケットストラテジーメモ
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《マーケットストラテジーメモ》1月第1週 
 
【推移】
 
28日(月):
週末のNY株式市場は休場。ドル円は103円台半ば。SKEW指数は148.27。25日連続の130ポイント超。恐怖と欲望指数は57→53とほぼニュートラル。週間ベースでNYダウは0.1%高、2週続伸(累計0,5%上昇)。NASDQは0.4%高、2週続伸(同3.4%上昇)。S&P500は0.2%安、2週ぶり反落。
 
日経平均株価は197円高の26854円と高値引けで反発。9日以来の年初来高値更新で1991年4月17日以来の高値。米国で成立が遅れて政府機関の一部閉鎖などが懸念されていた追加経済対策について、トランプ米大統領が法案に署名したことを好感。半導体関連や電子部品、ゲーム関連など「コロナ禍にあっても、来年1年を通して期待できる銘柄を年内に仕込む動きがみられた」との声が聞こえる。東証1部の売買代金は1兆9642億円。東エレ、アドテストが上昇。JAL、郵船が下落。
 
29日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って続伸し過去最高値を更新した。新型コロナウイルス追加経済対策法案にトランプ大統領が署名。景気回復への期待が高まった。加えて失業給付の特例措置が再導入され連邦政府機関の一部閉鎖も回避。これらを好感した。英国とEUとの通商協定合意を受けユーロは上昇。
 
日経平均株価は714円銭高の27568円と大幅続伸。約30年4ヶ月ぶりの高値水準を回復した。後場もジリジリと上昇幅を拡大。上昇幅は6月16日以来の大きさだった。東証一部の売買代金は2兆2042億円。大日本住友、重工が上昇。JT、国際石油帝石が下落。
 
30日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。取引時間中の過去最高値は更新。ただ経済再開の道筋や国民への現金給付を引き上げる案の行方を巡る懸念が台頭。
マコネル院内総務が現金給付を1人当たり600ドルから2000ドルに引き上げる案の採決を先送り。30日に審議と再採決する方向となったが警戒感が高まって下落に転じた。
インテルが4.9%高、ボーイングも一時2.6%上昇。
 
一方、ラッセル2000株価指数は約2%下落。S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数は前年比7.9%上昇。2014年6月以来の高い伸びとなった。市場予想は6.9%上昇。前月は6.6%の伸びだった。
 
日経平均株価は123円安の27444円と反落。後場一時プラスに浮上した場面もあったが続かなかった。東証一部の売買代金は1兆9606億円。川船、ニチレイが上昇。鉄、キャノンが下落。
 
(2) 欧米動向
 
週間ベースでNYダウは0.7%高、3週続伸(累計1.2%上昇)。
NASDAQは0.5%高、3週続伸(同4.0%上昇)。
S&500は0.8%高 3週続伸(同1.9%上昇)。
 
月間ベースでNYダウは2.6%高、2か月続伸(累計14.7%上昇)。
NASDAQは5.5%高、2か月続伸(同17.9%上昇)。
S&500は3.0%高 2か月続伸(同14.1%上昇)。
 
年間ベースでNYダウは6.6%高、NASDAQは43.4%高、S&500は15.5%高。
 
(3)新興国動向
 
中国共産党は21年7月、結党100年。
新型コロナウイルスの猛威をほぼ抑え込み、足元の経済は好調。
21年3月に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)。
中国国内でイノベーションを加速し、海外に依存しない供給網を完結させようとの方向
 
【展望】
 
スケジュールを見てみると・・・。
 
【1月】6勝4敗、(勝率60%、10位))
    気学では「諸株活況。押し目を待って買うべし。下旬急騰することあり」
 
 1日(金):元旦
 4日(月):大発会。自動車販売台数。中国製造業PMI
 5日(火):マネタリーベース、米ISM製造業PMI、米上院ジョージア州決戦投票
 6日(水):消費動向調査、米ADP雇用レポート、製造業受注
 7日(木):米貿易収支、ISM非製造業PMI
 8日(金):家計調査、景気動向指数、オプションSQ、米雇用統計、消費者信用残高、変化日、鬼宿日
11日(月):成人の日で休場、GOTOトラベル一時停止期限
12日(火):景気ウォッチャー調査
13日(水):マネーストック、米消費者物価、財政収支、下げの特異日
14日(木):機械受注、国内企業物価指数、都心オフィス空室率、米輸出入物価、最も上昇しやすい日、変化日
15日(金):第三次産業活動指数、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感
16日(土):大学入試共通テスト
18日(月):通常国会召集予定、変化日
19日(火):米対米証券投資、独ZEW景況感、株高の日L
20日(水):日銀金融政策決定会合、米大統領就任式、NAHB住宅価格指数、株安の日L
21日(木):貿易統計、黒田日銀総裁会見、米住宅着工、フィラデルフィア連銀製造業景況感、EC理事会
22日(金):消費者物価、米中古住宅販売
25日(月):首都圏マンション発売、独IFO景況感、株高の日L
26日(火):企業向けサービス価格指数、米FOMC、CS住宅価格指数、CB消費者信頼感、大幅安の日L
27日(水):パウエルFRB議長会見、耐久財受注
28日(木):米GDP速報値、変化日
29日(金):失業率、鉱工業生産、消費動向調査、米個人所得・消費、中古住宅販売契約、独GDP速報値、株高の日L
31日(金):中国PNI、1月製造業・非製造業PMI、水星逆行開始


(兜町カタリスト 櫻井英明)

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