《マーケットストラテジーメモ》08月第4週
18日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは一時過去最高値を更新。他の主要株価指数は下落。医療保険大手ユナイテッドヘルスが約12%高。半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズが14%安。インテルは2.9%高。8月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は58.6。市場予想は7月確報値の61.7から62.0への上昇を見込んでいた。
日経平均株価は336円高の4万3714円と続伸。前週末に続いて連日での最高値更新。「米利下げ期待に加え、企業業績の先行きに対する警戒感が後退したことも上昇を後押しした」との解釈。TOPIXも連日で過去最高値を更新。東証プライムの売買代金は5兆28億円。アドテスト、スズキが上昇。ソニー、ファナックが下落。松井証券信用評価損益率速報で買い方△0.035%(前日▲0.067%。
19日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。「ジャクソンホール会議を控え、方向感に欠ける展開」との解釈。
半導体大手インテルが3.66%下落。人材管理ソフトウエア会社デイフォースが26%急伸。太陽光発電株のサンランとファースト・ソーラーがそれぞれ11.35%、9.69%上昇。8月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は32と前月の33から予想外に低下。2022年12月以来、2年8カ月ぶりの低水準。市場予想は34だった。
日経平均株価は168円安の4万3546円と3日ぶりに反落。「短期的な過熱感を意識した売りが優勢だった」との解釈。SBGが一時上場来高値を更新したが、その後は反落。終値では1銘柄で日経平均を135円下押しした。TOPIXは3日ぶりに反落。東証プライムの売買代金は5兆780億円。第一三共、東エレクが上昇。ファストリ。リクルートが下落。信用倍率は3.42倍(前週3.88倍)と昨年3月以来の低水準。
20日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。エヌビディアが3.5%安と約4カ月ぶりの大幅安。年内に2回、各0.25%の利下げ見通しで最初の利下げは9月と予想されている。NYダウは一時、史上最高値を更新。ホーム・デポが3.17%高。
ロウズは2.18%上昇。インテルが約7%上昇。
日経平均株価は657円安の4万2888円と続落。前日の米ハイテク株安を背景に、このところ上昇が目立っていたAI関連株が利益確定売りに押された。SBGが1銘柄で日経平均を231円下押し。一方、食料品や陸運業などの内需関連には株価の出遅れに着目した循環的な物色が向かった。TOPIXは続落。東証プライムの売買代金は4兆8849億円。
京セラ、OLCが上昇。リクルート、中外薬が下落。大幅安だが空売り比率は39.8%と40%割れ。
21日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。ナスダック総合とS&P500が続落。「ハイテク株を売って比較的割安なセクターに資金をシフトする動き」との解釈。インテル、エヌビディア、AMD、マイクロンはいずれも下落。ディスカウントストア大手ターゲットが6.3%安。7月のFOMC議事要旨では、ほぼ全ての参加者が金利据え置きを「適切」と判断していた。9月FOMCでの利下げ確率は83%。
日経平均株価は278円安の4万2610円と3日続落。米ハイテク株安を背景に朝方から半導体関連株の一角やハイテク株に売りが先行。朝安後は小幅高に転じる場面もあった。TOPIXは3日続落。東証プライムの売買代金は4兆87億円。
約3週間ぶりの少なさとなった。フジクラ、旭化成が上昇。トヨタ、第一三共やが下落。
22日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。ジャクソンホール会合を控え9月利下げに対する懸念が台頭との解釈。3市場の合算出来高は122.8億株(過去20日平均は170.8億株)と薄商い。ウォルマートの四半期利益は3年超ぶりの予想未達。株価は4.5%下落。エヌビディア、メタ、アマゾン、AMDは引き続き軟調。化粧品メーカーのコティが21.4%安。7月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.0%増の401万戸。市場予想は392万戸だった。過去2年間の住宅販売ペースは月平均約400万戸。2007─09年を下回る水準。
日経平均株価は23円高の4万2633円と4日ぶりに小幅反発。大引けで60円上昇しプラ転。TOPIXは4日ぶりに反発。東証プライムの売買代金は3兆9537億円と低調。任天堂、SBGが上昇。東エレク、信越化が下落。東証スタンダード市場指数は5週続伸、東証REIT指数は7週続伸。
(2)欧米動向
米ワイオミング州ジャックソンホールの避暑地の会合は通過。
ウエルFRB議長は、雇用への「下振れリスクの高まり」に言及。
9月FOMCで利下げに着手する可能性を示唆。
「市場の予想以上にハト派的だった」というのが市場の解釈。
(3)新興国動向
週末の上海総合指数は1.45%高の3825.7592。
終値で3800台を回復。
2015年8月以来の高値となった。
週間の上昇率は3.5%。
24年11月以来の大幅な伸びとなった。
AI関連株が上昇。
香港株式市場のハンセン指数は週間ベースで3週連続上昇。
(兜町カタリスト 櫻井英明)