コラム
英明コラム 12月第4週 マーケットストラテジーメモ
「英明コラム 12月第4週 マーケットストラテジーメモ」


《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


coulumn_06.jpg
《マーケットストラテジーメモ》12月第4週

 
25日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数はクリスマス連休を控えマチマチの動き。ナスダック総合のサイコロは11勝1敗。S&P500は10勝2敗。主要3指数はそろって8週続伸。S&P500が2017年末、NYダウとナスダック総合が19年初以来。合算出来高は96億3000万株(過去20日平均は125.2億)と低下。
日経平均株価は84円98銭(0.26%)高の33254円03銭と続伸。週末の米ハイテク株高を背景に東京市場では主力銘柄や株価指数先物を中心に買いが優勢の展開。東証プライムの売買代金は2兆4958億円。8カ月ぶりの低水準だった。東エレ、トヨタが上昇。川船、オリンパスが下落。
 
26日(火):
週明けのNY株式はクリスマスで休場。日経平均株価は51円高の33305円と3日続伸。クリスマス休暇で前日の欧米市場は休場。方向感のない展開だった。TOPIXは3日続伸。東証プライムの売買代金は2兆5632億円。東エレ、スクリンが上昇。小田急、高島屋が下落。
 
27日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。薄商いの中、主要3指数がいずれも上昇。S&P500は2022年1月以来のザラバ高値を更新。22年1月の終値ベースでの過去最高値まであと0.5%程度。主要3指数は月間、四半期、年間ベースの全てでプラスとなる見通し。
 
日経平均株価は375円高の33681円と続伸。7月3日に付けた年初来高値(33753円)を上回る場面もあった。米通信大手TモバイルUS株1.1兆円相当を無償取得すると発表したソフトバンクグループ(SBG)が大幅高。日経平均の上昇幅は一時400円を超えた。
東証プライムの売買代金は3兆5187億円。川崎汽、レーザーテクが上昇。Jフロント、第一三共が下落。
 
28日(木):
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。材料難で方向感が出ず、主要3指数は小幅なプラスとマイナス圏を行き来する展開。NYダウは終値ベースの過去最高値を更新。
 
日経平均株価は141円安の33539円と反落。12月末の日経平均の配当権利落ち日分は約52円。東証プライムの売買代金は2兆966億円。信越化、ダイキンが上昇。ファストリ、トヨタが下落。
 
29日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは2日連続で過去最高値を更新した。中国株式市場が5カ月ぶりの大幅な上昇を記録したことを好感。アリババ、ピンドゥオドゥオ、JDドットコムなど米市場に上場する中国企業の株価が上昇。日経平均株価は75円安の3344円と続落。新年の休場控えで方向感のない展開。後場200ほど下落した場面があった。
 
日経平均は年間では7369円上昇。年間上昇率は2013年(57%))以来、10年ぶりの大きさ。年末時点の水準としては1989年に次ぎ2番目に高い水準だった。TOPIXは小幅に反発。東証プライムの売買代金は3兆818億円。任天堂。東京海上が上昇。リクルート、中外薬が下落。
 
(2) 欧米動向
 
11月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.6%上昇。伸びは10月の2.9%から鈍化した。
3%を下回るのは2カ月連続。
FRBは2024年に少なくとも3回の利下げを実施するとの見方。
1月の会合では金利を据え置き、3月に利下げに着手するとみられている。
3月の0.25%利下げ確率は73.9%。
 
(3)新興国動向
 
中国株式は年間では主要市場の中で最下位群に沈んだ。
週間では、CSI300が2.4%上昇、ハンセンは4%上昇となる見込み。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は前例のない3年連続の下落。
12%下落。
ハンセンは今年、約14%下落。
MSCI世界株指数の約20%上昇とは対照的だ。
 
【展望】
 
【1月】(5勝5敗:勝率50%)
初旬から売り方針。中旬、一寸戻りあり、それを売るべし。月末安。
 
 1日(月)新NISAスタート、NY休場、天赦日、一粒万倍日
 2日(火)中国財新製造業PMI
 3日(水)米ISM製造業景況感、JOLTS求人件数、水星順行
 4日(木)大発会、IPO銘柄の証券コードにアルファベットが入る、米ADP雇用レポート
 5日(金)マネタリーベース、消費動向調査、米雇用統計、製造業受注、ISM非製造業景況感
 8日(月)成人の日で休場、米消費者信用残高
 9日(火)東京都区部消費者物価、家計調査、米貿易収支、CES(国際家電見本市、ラスベガス→12日)、変化日
10日(水)毎月勤労調査、株高の日L
11日(木)都心オフイス空室率、景気動向指数、米消費者物価、TOPIX4−6月決算企業浮動株比率見直し発表 H2Aロケット打ち上げ、新月
12日(金)SQ、景気ウオッチャー調査、東京オートサロン2024(幕張→14日)、米生産者物価
13日(土)台湾総統選
14日(日)1月最強の日
15日(月)マネーストック、東証株価意識経営企業を公表、米キング牧師生誕記念日、共和党党員集会がアイオワ州から開始
16日(火)国内企業物価指数、米NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、世界経済年次フオーラム(ダヴォス会議→19日)、株安の日L、変化日
17日(水)米鉱工業生産、小売売上高、輸出入物価、NAHB住宅価格指数、株高の日L
18日(木)機械受注、米住宅着工件数、新築住宅販売
19日(金)消費者物価、第3次産業活動指数、米ミシガン大学消費者信頼感、中古住宅販売、株高の日L
22日(月)日銀金融政策決定会合(→23日)、変化日
23日(火)植田日銀総裁会見、日銀展望レポート
24日(水)貿易統計、S&Pグローバル製造業PMI、株高の日L
25日(木)首都圏マンション販売、米第4四半期GDP、耐久愛受注、独IFO景況感、ECB理事会、株高の日L
26日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米個人所得、大幅安の日、満月(ウルフムーン)、変化日
27日(土)全惑星順行(→4月2日)
29日(月)株高の日L
30日(火)失業率、米FOMC(→31日)、S&P住宅価格指数、JOLTS求人件数、TOPIXパッシブ売買インパクト、株安の日L
31日(水)鉱工業生産、商業動態統計、米ADP雇用レポ─ト


(兜町カタリスト 櫻井英明)

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv