【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、米ハイテク株高を受け
東証グロース市場は前日の米ハイテク株高を受けて高く始まったが、プライム市場の大型株に個人投資家の資金が流れて新興市場の主力銘柄は総じて軟調だった。
グロースCoreは小幅安。東証グロース市場250指数も反落した。前引けは前日比1.29ポイント(0.20%)安の658.18だった。市場関係者は「トランプ米政権の関税政策に端を発する足元の下落相場では、内需株の多い新興市場の銘柄が相対的に堅調だった。きょうは日経平均が上昇するなかで投資家の一部が大型株に資金を振り分けた」とみていた。
グロース市場ではサンバイオやトライアルが下落した。一方、フリーやアストロHDは上昇した。
値上がり銘柄数301、値下がり銘柄数253と、値上がりが優勢だった。
24日に東証グロース市場に新規上場したLクリエイトは9時に公開価格(1250円)を上回る1280円で初値を付けた。利益確定の売りに押されて公開価格を下回る場面もあったが、前引けは1265円だった。
個別ではラクオリア創薬がストップ高。イシン、ラキール、AI CROSS、マクアケ、ウィルズなど9銘柄は年初来高値を更新。ココナラ、TWOSTONE&Sons、ミライロ、TalentX、noteが買われた。
一方、ロゴスホールディングスが年初来安値を更新。サンバイオ、ジェリービーンズグループ、ファンデリー、サイバートラスト、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。