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【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、米株高で半導体関連など高い
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【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比83円72銭高の3万6863円38銭。
目先リスクを取る動きが優勢となっている。前日は欧州株市場で記録的な連騰を続けていた英FTSE100が17日ぶりに反落し、独DAX、仏CAC40なども軟調だった。
しかし、米国株市場は根強い買いが流入し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日ぶりに反発した。注目されたFOMCでは利下げが見送られたほか、パウエルFRB議長も記者会見で金融政策の変更を急ぐ必要はないとの姿勢を示したが、いずれも想定内でマーケットにネガティブ材料とはならなかった。
足もと外国為替市場で1ドル=143円台後半までドル高・円安方向に振れており、きょうの東京市場にはこれも追い風材料となる。ただ、全般は買い疲れ感もあり日経平均の上値は重そうだろう。
半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が目立ったことから、東京市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株に買いが先行している。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、NTTデータは買い気配。リクルート、ディスコが上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やソニーG、富士フイルムが下落している。