騰落レシオは買われすぎ
 






 
Market Data
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【日経平均】
42718円17銭(△897円69銭=2.15%)
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【TOPIX】
3066.37(△42.16=1.39%)
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【グロース250】
778.02(▲2.51=0.32%)
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【プライム売買高】27億8177万株(△4218万株)
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【売買代金】6兆8640億円(△847億円)
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【値上がり銘柄数】964(前日:1067)
【値下がり銘柄数】600(前日:496)
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【新高値銘柄数】339(前日:356)
【新安値銘柄数】2(前日:4)
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【25日騰落レシオ】149.46(前日:146.85)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は続急騰で5連騰、史上最高値を大幅更新
 2.前日の米株安も先物主導のインデックス買いで上げ加速
 3.米CPI発表前でも持ち高調整の売り圧力のみ込む強さ
 4.半導体関連など買われ、日経平均上昇を後押しする展開
 5.外国人の買いなどを背景に4万3000円目前に迫る場面も
 
12日の東京市場は、リスクオン一色に染まった。米関税政策を巡る不透明感は漂うものの、ひと頃よりは懸念が後退していることで、投資意欲の減退にはつながっていない。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が下値を試す展開だったが、東京市場では朝方から先物主導で裁定買いを誘導し水準を切り上げた。海外投資家とみられる積極的な買いが流入したことも、全体指数の押し上げに寄与した。
 
本日の米国では、7月の消費者物価指数(CPI)が発表される。
日本株逆回転のトリガーがあるとすれば、米CPIが強く米国の長期金利が急上昇して一転リスクオフという
シナリオは考えられるだけに、結果を受けた米国マーケットの反応は注目されるだろう。
CPIが弱く、早期の利下げ期待が高まるようなら、グロース株の支援材料となる。
米金利が上昇するケースでも、金融株が買われて大型バリュー主導で一段高となる可能性もある。CPIを無難に消化できれば、14日に発表される米生産者物価指数(PPI)に対する警戒は後退する。本日の米国株が大崩れすることなく、日本株にもプラスの影響が及ぶ展開に期待したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(12日現在)
 
44788.26  ボリンジャー:+3σ(26週)
44664.69  ボリンジャー:+3σ(13週)
43066.62  ボリンジャー:+3σ(25日)
42987.99  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
42718.17  ★日経平均株価12日終値
 
42548.71  ボリンジャー:+2σ(26週)
42211.00  ボリンジャー:+2σ(25日)
41425.12  均衡表転換線(日足)
41355.37  ボリンジャー:+1σ(25日)
41311.29  ボリンジャー:+1σ(13週)
41205.48  6日移動平均線
41144.31  均衡表基準線(日足)
40513.02  均衡表転換線(週足)
40499.75  25日移動平均線
40487.39  新値三本足陰転値
40309.15  ボリンジャー:+1σ(26週)
39644.13  ボリンジャー:-1σ(25日)
39634.58  13週移動平均線
39422.85  均衡表雲上限(日足)
38788.51  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
終値897.69円高と急騰し、史上最高値を更新した。ザラ場で1179.23円高まで上ヒゲを伸ばし、ローソク足は下ヒゲの短い大陽線で終了。陽線は6本連続で、上値追いの勢いの強さを確認する形となった。株価下方では5日や25日の移動平均線が上昇角度を増し、騰勢の強まりが窺える。一方、25日線との乖離率は日経平均が5.48%、TOPIXが5.77%といずれも買われ過ぎが意識される5%を超えているため、短期的なスピード調整リスクへの留意が必要となろう。