【オープニングコメント】
堅調展開か

24日の東京株式市場は、続伸後もしっかりした展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万5200円-3万5600円を想定。
(23日終値3万4868円63銭)
 
米国株は上昇。ダウ平均は419ドル高の39606ドルで取引を終えた。
現地23日の米国株式は、NYダウ、ナスダック総合指数がそろって続伸。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も上昇しており、半導体関連を中心に買い先行が見込まれる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(23日は141円86-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円51-55銭)と円安に振れている。ベッセント米財務長官は関税を巡る日米交渉で、特定の通貨目標を求めない考えを示したと報じられたことから、過度な円高・ドル安への警戒感が後退した。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比435円高の3万5355円だった。
 
【好材料銘柄】 

■東京エネシス <1945> 
前期経常を2.2倍上方修正。

■ミライロ <335A> 
23日のテレビ東京・Newsモーニングサテライト「IPO、その次の一歩」でミライロの取り組みが紹介。また、鉄道事業者向けの特化型カリキュラム「ユニバーサルマナー検定(鉄道)」が京阪電気鉄道の駅係員・乗務員対象に導入。

■ケイブ <3760> 
株主優待制度を変更。新制度では毎年5月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、継続保有期間に応じて500~2000円分のQUOカードを贈呈する。また、5月末に100株以上を保有する株主の中から抽選でオリジナル限定グッズを贈呈する。

■キーウェアソリューションズ <3799> 
株主優待制度を導入。毎年9月末と3月末時点で300株以上を6ヵ月以上継続保有する株主を対象に、QUOカード3000円分を年2回贈呈する。なお、初回の25年9月末基準日に限り、継続保有の条件は設けない。

■ココナラ <4176> 
筆頭株主である南章行氏がnote <5243> に219万株(議決権割合9.3%)を譲渡。新たに筆頭株主となるnoteとさまざまな分野で協業を推進し、新たな価値創出に取り組む。

■野村マイクロ・サイエンス <6254> 
前期配当を10円増額修正。

■正興電機製作所 <6653> 
上期経常を一転15%増益に上方修正・最高益更新へ。

■イクヨ <7273> 
5月31日現在の株主を対象に1→10の株式分割を実施。

■レノバ <9519> 
前期最終を80%上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
24(木)
【国内】
3月企業向けサービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
中外薬、富士通、キヤノン、ルネサス、NRI、ニデック、新電工、野村不HD、スタンレ電、アマノ、日野自、エクセディ、東海理化、愛三工、信越ポリ、ホギメディ、未来工業、メタウォーター、カワチ薬品、フタバ、不二家、SBIGアセット、ステップ、中発条、トーメンデバ、ジェコス、キングジム、高度紙

【海外】
独4月Ifo景況感指数(17:00)
米3月耐久財受注(21:30)
米3月中古住宅販売件数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
プロクター&ギャンブル、インテル、ペプシコ、サウスウェスト航空、メルク

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。