【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、投資家心理の改善

 
東証グロース市場は7日の日経平均株価が上昇するなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが入った。米関税政策などの影響を受けにくい内需関連の多い新興株市場には、個人投資家の物色が向かいやすかった面もある。
 
東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前日比5.04ポイント(0.65%)高の776.92だった。取引時間中として5日につけた年初来高値(772.36)を上回った。
グロース250、グロースCoreはともに反発。
 
グロース市場ではトライアルやフリー、タイミーが上昇し、MTGやインテグラル、QPS研究所が下落した。値上がり銘柄数309、値下がり銘柄数252と、値上がりが優勢だった。
個別ではHmcommがストップ高。YCPホールディングス(グローバル)リミテッドは一時ストップ高と値を飛ばした。豆蔵デジタルホールディングス、タイミー、地域新聞社、ソフトフロントホールディングス、INGS<245A>など27銘柄は年初来高値を更新。コラボス、リボミック、夢展望、マイクロ波化学、フェニックスバイオが買われた。
 
 一方、アルファクス・フード・システムがストップ安。GMO TECHなど2銘柄は年初来安値を更新。ACSL、モンスターラボ、ブルーイノベーション、イーエムネットジャパン、スパイダープラスが売られた。