【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、割高感が意識
東証グロース市場は、朝方は高く始まり、一時は年初来高値を上回ったが、その後は下落に転じた。国内の長期金利が上昇するなか、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)銘柄が多い新市場では、金利上昇で相対的な割高感が意識された。東証株価指数(TOPIX)が初めて3000台に乗せるなか、新興市場の銘柄には相対的に関心が向かいにくかった面もある。
東証グロース市場250指数は小幅に反落した。前引けは前日比0.11ポイント(0.01%)安の781.34だった。
グロース250は小幅安。グロースCoreは続伸。
グロース市場ではGENDAやサンバイオが下落した。一方、タイミーやデータセク、トライアルは上昇した。
値上がり銘柄数223、値下がり銘柄数329と、値下がりが優勢だった。
個別ではブロードエンタープライズ、ラクオリア創薬がストップ高。ソフトフロントホールディングス、BTMは一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、博展、イオレ、INGS、Hmcommなど24銘柄は年初来高値を更新。リボミック、NexTone、リビン・テクノロジーズ、ミーク、データセクションは値上がり率上位に買われた。
一方、GMOリサーチ&AI、カルナバイオサイエンスが一時ストップ安と急落した。オルツ、ウェルネス・コミュニケーションズ、アルファクス・フード・システム、GMO TECHは年初来安値を更新。フレクト、イメージ情報開発、ラストワンマイル、コラボス、情報戦略テクノロジーが売られた。