【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、年初来高値を更新

 
東証グロース市場は大幅反発。2023年7月19日(789.47)以来、およそ2年ぶりの高値を付けた。内需関連として資金が向かいやすくなっているほか、主力株の一角が大幅上昇し指数をけん引した。
決算発表の佳境を迎えているプライム市場では、「製造業は不振だが、非製造業は好決算で買われる銘柄が多い」という。プライムの製造業に関税の悪影響が見られる中で、内需関連であるグロース銘柄に資金の一部が向かったようだ。
東証スタンダード市場指数は3日続伸し、前日比9.70ポイント(0.67%)高の1448.06と連日で算出来高値を更新した。グロース250、グロースCoreはともに反発。
 
値上がり銘柄数321、値下がり銘柄数245と、値上がりが優勢だった。
個別では博展、ソフトフロントホールディングス、Hmcomm、BTMがストップ高。YCPホールディングス(グローバル)リミテッドは一時ストップ高と値を飛ばした。豆蔵デジタルホールディングス、タイミー、地域新聞社、イオレ、INGSなど33銘柄は年初来高値を更新。揚羽、コラボス、夢展望、フェニックスバイオ、リボミックが買われた。
 
 一方、イメージ情報開発、アルファクス・フード・システムがストップ安。オルツ、GMO TECHなど3銘柄は年初来安値を更新。ACSL、ブルーイノベーション、デジタルプラス、イーエムネットジャパン、デコルテ・ホールディングスが売られた。