【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、TOPIXともに最高値を一時上回る
【寄り付き概況】
 
12日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比277円84銭高の4万2098円32銭。
日本が連休中の米株式相場が総じて堅調だったほか、円安進行の追い風もあって日本株には買いが先行している。
 
前日の欧州株市場では独DAXや仏CAC40が利益確定の売りに押されたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。ただ、東京株式市場では引き続き旺盛な個別株物色意欲を背景に日経平均株価は上値指向が強い。終値で7月24日の年初来高値4万1826円の更新が目前だが、前日から外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることなども追い風に、昨年7月につけた史上最高値4万2224円の奪回も視野に入りそうだ。ただ、日本時間今晩に7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、買い一巡後は伸び悩む可能性もあるだろう。

東証株価指数(TOPIX)も続伸して始まり、8日の最高値(3024.21)を上回っている。


個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが買われ、フジクラや中外薬も高い。一方、オリンパスや任天堂が売られ、TOPPANやNXHDも下げている。