《Eimei「みちしるべ」》
(6月15日から6月19日の週)
6月も半分を通過した。
月足負けなしの今年の相場もまもなく夏相場へとステージを変える。
因みに6月はボーナスの月。
毎月20日や25日前後に株価が突然あがることがある。
これは持ち株会の買いであることも多い。
となると、いつもより買付金額の多いボーナス月は需給は悪くないということになる。
品薄株は割とこの材料で動くことが多い。
あるいは、ETFの分配金は多くは7月初め。
この再投資効果も毎年見られること。
市場の中も外も見ておくことが必要いなってこようか。
動いたような印象の先週の東京株式市場。
結局1週間では下げて上げていって来い。
日経平均株価は週間で約53円の下落となり6週間ぶりに週足で陰線。
久しぶりに上への幻のSQ(20473.83円)値となった。
「SSQ6指標指数」というのがある。
過去のSQ当日から、6日間。
このところSQ値を6日間すべて上回るか、もしくは下回るかといった状態。
2015年5月6勝0敗(月足陽線)
4月0勝6敗(月足陽線)
3月6勝0敗(月足陽線)
2月6勝0敗(月足陽線)
1月0勝6敗(月足陽線)
2014年12月2勝4敗(月足陰線)
11月0勝6敗(月足陽線)
10月1勝5敗(月足陽線)
9月4勝2敗(月足陽線)
8月5勝1敗(月足陰線)
7月6勝0敗(月足陽線)
6月6勝0敗(月足陽線)
5月5勝1敗(月足陽線)
4月6勝0敗(月足陰線)
3月1勝5敗(月足陽線)
2月3勝3敗(月足陽線)
1月2勝4敗(月足陰線)
SQ当日にSQ値を日経平均が上回れば、そのままSQ値を下回らない傾向。
SQ値を下回れば、そのままSQ値の下で推移する傾向。
ただ今年に限っては、0勝6敗でも月足は陽線。
ということは第4週の動きが上昇傾向ということができようか。
日経平均想定レンジ
下限20335円(勝手雲の上限)〜上限21131円(25日線の5%かい離水準)
6月月足陽線基準は20569円(6月1日終値)
12月SQ値は17281円。
3月SQ値は19225円。
4月SQ値は20008円。
5月SQ値は19270円。
勝手雲の下限は19956円。
上限は20353円。
今年25日線を下回ったタイミングは大発会、節分、エープリールフール、GW。
結局そこで買っておけば何度も儲かったというのが今年の相場でもあった。
右肩上がりの相場であるから当然といえば当然なのだが、25日を割れると市場心理が暗くなる。
いい加減このマインドも変化しないものだろうか。
(兜町カタリスト 櫻井英明)