《Eimei「みちしるべ」》
《Eimei「みちしるべ」》(2月23日から27日の週)
2月は月足陽線の気配濃厚。
3週間前の2月2日の日経平均は17554円だったから約1000円上昇した事になる。
上昇の背景は、片付き始めたギリシャ問題ではなく、ウクライナでもない。
米国経済の復活感は多少あろうがそれが核心でもなかろう。
またアベノミクス期待感も中核ではなかろう。
ひとえに日本企業の業績の回復と拡大。
だから「青い鳥は足元にいる」といい続けてきた。
株式投資は株価が下がると不安になり、上がっても不安になるもの。
これが普通の投資心理である。
ただ、上昇局面ではこの不安心理が後退し、乗り遅れるのではないかという不安が時として登場する。
必要なのはこの前向きな滅多に現れない不安に苛まれないこと。
株式市場は逃げないもの。
煽られても変化はしないものだ。
主力市場の派手さに目を奪われることもあるが、企業はそれぞれ独自の努力を重ねているもの。
それを丹念に見出せば、バブッた心理に付和雷同はしなくても良いはず。
もっとも、まだまだこのレベル。
TOPIXが1800ポイント台に乗せるまでは、まだまだ東京株式市場の不毛地帯。
2012年の700ポイント台からみれば上昇はしてきた。
しかし、2007年2月高値1823.89ポイントはまだまだ遠い。
ここを奪還して始めて投資心理の圧倒的好転になる筈。
もう一つの課題は東証1部の単純平均株価。
昨日は324円だったが2013年5月高値は333円。
2006年1月高値は579円でこれもまだまだ上に位置している。
日経平均だけの高値更新だけを喜ぶだけでは芸がなかろう。
焦る必要はなかろう。
日経平均想定レンジ
下限17864円(2月13日安値水準)〜上限18540円(25日線の5%プラスカイ離)
株価が「2.5.8」で動く法則でいけば・・・。
15000→18000円のレンジは18000円→20000円のレンジに移行。
細かくは18000→18200→18500→18800のレンジ。
節々を取り続けてきた。
日経平均株価の25日移動平均は17658円。
5%プラス乖離が18540円。
ここで一旦止まるのかどうか。
越えられれば8%プラス乖離の19070円まで頑張れそうな気配。
所詮は「一里塚」なのだろうが・・・。