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自衛隊向け照明弾・発煙筒の大手の細谷火工 (4274)は、4月12日迄、株価が5日連続のストップ高をしている。チャート出典:ストックウエザー株式会社
防衛電子機器大手の日本アビオニクス (6946) は、2014年以来約2年半ぶりの高値。チャート出典:ストックウエザー株式会社
他には、豊和工業(6203)、東京計器(7721)、日本製鋼所(5631)、理経(8226)、重松製作所(7980)、興研(7963)なども注目されているチャート出典:ストックウエザー株式会社
米国でもロッキード・マーチンやゼネラル・ダイナミックス、ノースロップ・グラマンなどの軍事関連企業の株も人気を集めている。企業名 | 詳細 |
細谷火工 [4274] | 自衛隊向け照明弾、発煙筒大手。花火の火薬技術を生かしエアバッグ用など民間分野にも展開。 ・航空自衛隊ではジェット戦闘機パイロット用の自動膨張救命胴衣(膨張装置)を初めとする各種救難信号筒 ・海上自衛隊では飛行機から投下する救難信号発煙筒及びそれらの投下用カートリッジ ・陸上自衛隊では戦闘訓練用化学火工品(発煙筒・発音筒)など |
日油 [4403] | 油脂化学の先駆者。油脂技術ベースに、食用・工業用油脂、火薬、化成品など総合化学を志向。 「防衛用・民需用の発射薬」「防衛用ロケットやミサイルの推進燃料となるロケット用推進薬」を生産。湾岸戦争時には、パトリオットミサイル誘導装置をライセンス生産していた実績があり。野戦砲用、戦車砲用、高射機関砲用、各種の銃砲弾用発射薬及び固体ロケットやミサイルの推進薬ならびにこれらの火工品の設計・製造・試験・評価を実施。 |
日本製鋼所[5631] | 大型鋳鍛鋼で世界有数の企業であり、電力・原子力向け製品が収益柱である。火砲を手掛ける。戦車や艦艇の火砲やミサイル発射装置など、防衛関連機器の設計、製造、メンテナンス。 |
旭精機工業 [6111] | 防衛省向け銃弾類主力から自動組み立て機、プレス機、ばね成形機など民需に展開。輸出も強化。 |
豊和工業 [6203] | 産業用機械の老舗。工作機械が主力。火器、防音サッシなど防衛需要大。道路清掃車両で首位。89式5.56mm小銃を生産し、防衛省に納入している。迫撃砲なども生産。 |
石川製作所 [6208] | 段ボール製函印刷機主体の機械メーカー。繊維機械で出発し防衛機器も。艦船が接近又は接触したとき爆発する機雷を生産。 |
三菱電機[6503] | 総合電機大手。FA(ファクトリーオートメーション)が収益柱。 イージス艦搭載システムの保守事業を請け負う。宇宙・防衛分野に強みを持っており防衛エレクトロニクス分野での防衛省契約実績は長年にわたり第1位を維持している。 ただし、2012年に防衛や宇宙関連予算で過大請求問題が発生した。 誘導機器 – 防衛省関連の製品としてミサイルを製造している。戦闘機用の中距離空対空ミサイルで、ライセンス生産ではレイセオンのスパローミサイル(AIM-7F)、自社開発では99式空対空誘導弾(AAM-4)、地対空ミサイルでは03式中距離地対空誘導弾(SAM-4)がある。 |
OKI (沖電気工業) [6703] | 通信機老舗。交換機依存から光通信網等総合サービス化、銀行ATMやプリンタ、EMSが柱。 社会システム事業の中で、防衛関連機器システムを提供している。 過去に、水中音響技術や耐環境性強化技術を活用した「ソーナーシステム」や「各種指揮命令通信システム」を開発した。 |
日本無線 [6751] | 船舶用・防衛関連、防災行政無線など無線通信機器の老舗。 陸自地上無線機、海自ソノブイ運用システム、艦艇用レーダー、ASM-1電波高度計など。 |
日本アビオニクス [6946] | NEC系。防衛用表示機器、音響機器大手で防衛関連約4割。民需は赤外線、電子機器が中心。防衛省から受注したバッジシステム(自動警戒管制組織)などを生産。 |
東京計器 [7721] | 航海・航空計器大手。防衛省向けのほかジャイロ・マイクロ波等で民需展開。「捜索用レーダ装置」や「擬似電波発生装置」などを生産。 |
興研 [7963] | 防塵・防毒マスク2大メーカーの一つ。防衛省向けに防護マスクの独占供給を行っている。医療機器分野へ多角化を進めている。 |
重松製作所 [7980] | 産業用防毒マスクのシェア高い。官公庁向けも実績。米国3Mと提携、防毒マスクをOEM供給。防毒マスクの他に、保護めがねや防護服も生産している |