
ポケモンGOが、6日に米国などで配信を開始し爆発的人気を受け、7月19日の株式市場で、任天堂(東証1部)の株価は終値ベースで3万1770円つけた。
しかし、25日に急反落。終値は前週末比5000円安のストップ安の2万3220円にまで下げた。前週末の取引時間終了後、同ゲームについて「業績への影響は限定的」と発表したことで手じまい売りが相次いだ。
チャート出典:ストックウエザー株式会社
人気に沸いた東京株式市場の「ポケモン祭り」に息切れ感が出始めたのだろうか。
株式市場を牽引してきた任天堂株のぐらつきで、ポケモン関連銘柄が軒並み急落した。
材料「出尽くし感」につながった面がある。
ポケモンGOを巡る株式フィーバーした任天堂株は、少しの間、
充電が必要なのだろう。
しかし、株式市場では、ポケモンゲーム人気が実際に企業業績を押し上げる銘柄探しに動き出す「第2弾」が、静かに始まっている。
米国市場でも「ポケモンGO旋風吹くなか、バッテリー関連株を追いかける投資家」という記事が掲載されている。米市場ではバッテリー内臓ケースを製造する米ザグの株価が急伸しているそうだ。
チャート出典:ヤフーファイナンス
22日から日本でも配信され、ユーザーが屋外で長時間スマホを使用している。
バッテリー切れでピカチュウやゼニガメといったモンスターを取り逃すことのないよう、バッテリー内蔵ケースを求めるユーザーが増えている。
家電量販店には、持ち運びできる充電器を買い求める客が相次いで訪れている。
買い求める客は、「GPS機能を使うせいか、電池の減りが早く、急きょ買いに来ました。もっとはまっていくと思うので、移動しながら使える充電器は不可欠です」と話している。
大手家電量販店では、「ある程度、予測して通常より在庫を増やしていたが、予想以上の売れ行きでうれしい悲鳴です」と話している。
ポケモンGOで遊ぶためのスマホ利用の急増が充電器の売り上げを促したとみられ、「ゲーム人気が売り上げ増に結びついた新しい例」と分析する。

25日は関連銘柄が軒並み急落したのを横目に、需要拡大が期待できるモバイルバッテリー(携帯充電器)メーカー株が買われている。
今後も、モバイルバッテリー(携帯充電器)関連銘柄にも物色人気が波及してくるかもしれない。
どちらも
充電が必要になっている。
電池の消耗が激しいといわれており、スマホ向け緊急充電用電池を手掛けるスマホ充電器関連銘柄注目。
[3843] フリービット株価:889円(7月26日終値)
[6676] メルコホールディングス株価:2680円(7月26日終値)
[6750] エレコム株価:2688円(7月26日終値)
[6916] アイ・オー・データ株価:782円(7月26日終値)
[6955] FDK株価:116円(7月26日終値)
[6989] 北陸電気工業株価:125円(7月26日終値)