「実質0円」廃止 で、スマホ販売大苦戦?!一方格安SIMは・・・
総務省の指導を受け、2016年2月から「実質0円」の販売がなくなった。
一昔前は、キャリア乗り換え(MNP)すると10万以上のキャッシュバックがつく事もあった。

キャッシュバックが無くなる事により実質的に端末の値上げとなる。これはユーザーにとって大きな違いだ。

2016年に入り、大手3キャリアは、月額5000円以下のプランを新設してきた。

その他、「2年縛り無しプラン」「25ヶ月目以降解約金ゼロ」とユーザーに有利なプランも続々と登場しているが、「複数回線が前提」になっていたり、「2年縛り無しプラン」は月々300円プラスでかかるなど、結局高いのか安いのかよくわからず、ユーザーにはなかなか届いていないようだ。

【実質0円の意味】
2年間(24ヶ月)端末代金を払いますが、端末代金と同じ額が毎月割引されます。

【ケース】
・新しい機種に適用されるケースが多い。
・24ヶ月以内に解約や機種変更をすると割引がなくなります。
実質0円の端末を購入すると、仮に端末代が8万円だとした場合、毎月の割引で24ヶ月間の合計割引額が8万円で実質的に0円ということになります。

格安SIMは好調
一方、大手回線を借りる事で価格を下げているMVNO(格安SIM)の販売は、前年同月比で50%以上の伸びと利用者を増やしている。

各社サービスも幅広くユーザーの選択肢は広い。
イオンモバイル 月額480円〜 低価格帯から、全29プランとライフスタイルにあったプランが選択可能。
インターリンク グローバル固定IP付プランが、月1080円〜。格安SIMでは珍しい固定IP付
DTI 半年タダでお試しが出来るキャンペーンを展開
OCN モバイル ONE マツコデラックスでおなじみ。格安SIMのシェアトップ(2015年9月末実績)
So-net 月額通信量500Mまで無料の月額0円(0 SIM)を展開。
楽天モバイル 5分以内の国内通話がかけ放題プランを展開。
ワイヤレスゲート FONプレミアムプランとして、LTE(3M)が使い放題プランが登場。
「実質0円」が無くなってまだ2ヶ月足らず。


今後、スマホ市場はどのようになっていくのだろうか注目される。
出費を抑えてスマートフォンを利用したい消費者をターゲットとした“格安スマホ”ビジネスに注目が集まっている。

格安SIM関連銘柄
イオン (8267) 東証1部
国内流通首位。GMS、SM、専門店、不動産、金融等展開中。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

ワイヤレスゲート (9419) 東証1部
公衆無線LAN、WiMAXサービス展開中。ヨドバシカメラでSIM販売が強み。

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日本通信 (9424) 東証1部
MVNOの先駆け。b-mobileを展開。

チャート出典:ストックウエザー株式会社